八角形の中庭を囲む住まい

八角形の中庭を囲んで
空間を区切りながらもぐるりとつながる住まいです


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設計概要

《八角形の中庭を囲む住まい》
地方都市の郊外にあるこの敷地は、南側に接して貸駐車場があり、北側には織機工場、そして西側には住居が建ち並んでいました。三方からのプライバシーや騒音・振動などを防ぎつつ、平屋に近い伸びやかで拡がりのある住まいを検討する中で、中庭を囲む住まいが自然とイメージされました。

中庭を囲むそれぞれの部屋は、中庭を介して互いにつながるだけではなく、実際の空間としても切れ切れにならず、見え隠れしながら有機的につながるよう、中庭の形を八角形とし、つなぎの部分である朝食カウンターや書斎が、主室それぞれのまとまりを維持しながらも、巧みに連続感を持たせています。2階吹抜に面して設けたデスクコーナーは、立体的にもリビングとダイニングを結び付けます。
そのような中、独立性を求められた和室へのつなぎの空間は敢えて屋外土間として、“離れ”としての遊び心を持たせました。
住まいの中央、中庭に面して最も良い位置に配したキッチンからは、住まいの内外の全貌と共に、広がる青空が見渡せる、極上の空間です。ユーティリティやサニタリーのゾーンは、このキッチンの背後に回遊式に設けて利便性を高めると共に、北側織機工場からの騒音振動に対するバッファゾーンとしての役割も持たせています。

全体を覆う屋根は、南から北への緩やかな勾配の一枚のフラットな板。ソーラーパネル設置にも充分な広さを提供すると共に、中庭を囲んで分散する諸室を統合し、住まいの一体感を高めています。
個人的にはとても気に入っている計画でいつかどこかで実現したいと願っています。このような住まいを建ててみたい方いらっしゃいませんでしょうか?

建築概要
          
  • 敷地面積:420.16㎡
  • 建築面積:123.81㎡
  • 延床面積:126.78㎡
  • 規模構造:木造 2階建て
  • 設計期間:2012/03~2012/06
  • 設  計:木村哲矢建築計画事務所