香芝M Project

江戸期の古い民家の建替え計画です
旧家の保全再生の可能性をさぐりつつ提案を進めた過程をご紹介します


画像をクリックすると拡大します

設計概要

《香芝M Project》
江戸期の古い民家の建替え計画です。
豪壮な旧家には、かつての納屋もしくは使用人住居であったであろう玄関脇の小部屋にお母様お一人がひっそりとお住まいでした。敷地北側の庭は市の史跡に指定され、そのお庭に面しての北向きの格式高い座敷や、そのお庭を囲む離れの茶室などはほとんど使用されていない状態でした。
この敷地にお母様の住まいと息子様一家の住まい、そしてお庭に面する共用の座敷を設けることが望まれました。
あまりにも立派な旧家でしたが、北を旨とした住まいゆえ寒くて暗く暮らしづらいとの理由で全面取り壊し・建て替えをご希望され、その意図に沿った計画と、ご様子を伺いながら旧家を保全再生の可能性をさぐりつつ提案を進めた過程をご紹介します。
知力の限りを尽して取り組んだ計画です。

建築概要
          
  • 敷地面積:958.05㎡
  • 建築面積:370.83㎡
  • 延床面積:371.60㎡
  • 規模構造:木造 2階建て
  • 設計期間:2004/02~2004/05
  • 設  計:木村哲矢建築計画事務所
(面積は20040221図によります)